スタッフインタビュー

取引先様価値の創造

取引先様は、私たちにとって欠かすことのできないパートナーです。「売っていただく」「買っていただく」「ご協力いただく」という感謝の精神を忘れることなく、取引先様と対等な立場で志を一つにして、ともに伸びていくという姿勢を貫いていきます。

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取引先様の姿勢も多様化。コミュニケーションを密にしながら、思いを汲み、新しい価値提案につなげます。

UAウィメンズMD・仕入課(バイヤー)
浅子 智美

半年をワンサイクルとしながら、春夏シーズンと秋冬シーズンにショーや展示会、商談などを通じて、約40店舗分のアイテムを買い付けたり、別注でモノづくりを手掛けたりしています。コロナ禍でデジタルオーダーなどが増えていますが、ブランドやデザイナーの方々の思いを尊重しながら、コミュニケーションを密にとり、お客様に喜んでもらえる品揃えを意識しています。サステナビリティの推進や、多様化する価値観に対応しながら、共に成長し、取引先様価値の創造につなげていきたいと考えています。

ユナイテッドアローズに入社した経緯と、これまでのキャリアを教えてください。

もともと母がファッションに興味があり、小さい頃からよく買い物に連れて行ってもらっていました。大学時代は法学部で、“ファッションにおける表現の自由”をテーマに、ファッションによる個性の表現やその背後にある思想などを研究しました。ユナイテッドアローズは新卒採用には落ちてしまったのですが、アルバイト希望欄にチェックを入れておいたところ、ご縁があり、大学4年生の夏からディストリクト ユナイテッドアローズでアルバイトを始め、1年後の2007年に正社員になりました。ディストリクト ユナイテッドアローズはクリエイティビティとクラフツマンシップをテーマにメンズのスーツからカジュアルまで、オーセンティックなものからとがったものまでは幅広く扱うお店でした。女性の立場から男性のファッションを客観的に見ながらお客様とコミュニケーションをとるのも楽しかったですし、創業メンバーの栗野宏文さん(現・上級顧問クリエイティブディレクション担当)がディレクションをしていたので、品揃えの意図や思い、商品の良さを直接受け止め、それをお客様に伝えて反応が見られるという、ファッションのサイクルを色濃く感じられる点も魅力でした。その後、2010年からユナイテッドアローズ 原宿本店のウィメンズ館(現在は閉店)を経験し、2013年からはファッションマーケティング部で社会潮流やトレンド情報の分析や発信などを行った後、2017年からユナイテッドアローズのウィメンズのバイヤーを務めています。

バイヤー業務や買い付け、品揃えで大切にしていることを聞かせてください。

重要なのは、ユナイテッドアローズに来てくださるお客様ならこれが合いそう、これをお届けしたい、という視点を持つことです。そのセレクトの妙味が店の個性になり、お客様の満足につながり、取引先様の価値を創造することにつながると信じています。なぜそれを選んだのか、ブランドや商品の何が魅力なのか、どう着こなしてほしいのか、溢れる思いをブログとして発信したりもしています。ビジネスなのでもちろん消化率を高め、売り上げを伸ばすことにも力を入れています。それがお客様の満足のバロメーターだからです。一方で、デザイナーの思いが強いものや、「これは押したい!」というものがあれば、消化率や売り上げなどは多少度外視しても買い付けることで、店頭にいつもと違う輝きが出て、結果的にお店の魅力につながったりもします。そのバランスが大切です。ブランドの方向性やお客様の価値観もどんどん変わっていきますが、展開店舗を絞ったり、見せ方を工夫しながら、できるだけ長くお取引させていただきたいと望んでいます。日頃から「買わせていただく」立場を忘れず、デザイナーや職人の方などがゼロから1の価値を創り出してくださるものに対してリスペクトし、1+1が2以上になる仕事がしたいと考えています。

コロナ禍でリアルなショーが中止になったり海外出張に行けない状況が続いています。取引先様との関係性で変わったことや、意識していることは何ですか?

直接見て、触って自分の感覚をフルに活かしたモノ選びはしにくくなってしまっていますが、逆に、デジタルオーダーなどにより、全商品くまなく見て回れるようになっています。また、ブランド側の発表方法や発表時期がばらけて、シーズンに対する考え方も多様になってきています。これまで以上にコミュニケーションを密にとるように意識していますし、お互いの意思が伝わりやすくなっている気がします。今まで先輩や職人の方々、取引先様などに教えていただき仕事に活かされたり助けられたことがたくさんあります。今、服を着ること、選ぶことに対する動機付けが高まり、ファッションで元気づけられたい、エンパワーメントしたいと思う人が増えていると思います。その期待にも共に応えていきたいと思っています。

今後、取引先様価値の創造に向けて意識していきたいことは?

コロナ禍を経て、サステナビリティやESG(環境・社会・ガバナンス)を強化したり、強い意志を持ってモノづくりをするデザイナーやブランドが増えています。その思いや背景まで理解し、お客様やスタッフにしっかりと価値を伝えていきたいですし、ブランドと共にサステナビリティに向かい合うことを強化していきます。その代表例が、2010年に始動した、人気ブランドとのコラボレーションによるチャリティプロジェクト「united LOVE project(ユナイテッド ラブ プロジェクト)」です。今年はオーガニックコットンを使用したTシャツやリサイクルポリエステルを使用したエコバッグを発売し、売り上げの一部を新型コロナウイルス感染症に対峙する医療従事者の支援に充てました。こういった取り組みは、小さいブランドでは、意欲はあっても規模的に難しく困っているという声を聞きます。私たちにはお店があり、お客様がいらっしゃいます。ブランドにとっても社会にとっても前向きなモノづくりや販売を行うことで、循環型のファッションを実現し、取引先様と共に新しい価値を提案していきたいと思っています。こんな時期だからこそ守りに入ってはダメ。過去の踏襲ではない攻めの品揃えもしていきたいですね。コロナ禍でオンラインストアを利用するお客様が増えていますが、オンラインストアの特性を把握し、ヒット率や全体の消化率を高めながら、売り上げをもっと伸ばすこともできるはず。取引先様と共に成長発展できればと願っています。

取引先様価値の創造