スタッフインタビュー

株主様価値の創造

株主様はユナイテッドアローズグループへの出資者であり会社の所有者です。私たちは企業利益の拡大に向け、お客様価値創造を大前提に、責任をもって会社の経営と企業活動に従事し、会社の現状を適時・適切に株主様にお伝えしていきます。

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コーポレートガバナンスを強化し、株主様とのつながりを深化します。

総務法務部
阿南 有彦

企業法務の立場で、株主総会や取締役会などの事務局のハンドリングを行っています。ステークホルダーの価値向上のため、多様な視点で議論が活性化するよう、社外取締役を含めた取締役会における円滑なコミュニケーションを実現し、企業価値向上を縁の下からサポートしています。コーポレートガバナンス(企業統治)を強化し、サステナビリティをはじめとした時代の要請に応えるとともに、会社の良さやオリジナリティをアピールしながら、透明性のあるわかりやすい情報発信を心がけ、株主様とのエンゲージメントを深めていきたいと考えています。

ユナイテッドアローズに入社した経緯と、第一印象、目指している仕事人像とは。

大学卒業後、ロースクールで法律を学びました。就職に当たり、身近なものを扱う会社の中枢に入って経営の意思決定をサポートすることに憧れていたところ、縁あって2010年に入社しました。ファッション業界は未知の世界で裏舞台にも興味がありました。入社前に想像していた派手なイメージとは違い、腰が低くて真面目な人が多く、1989年の創業時から変わらぬホスピタリティや利他の精神などが浸透していると感じました。入社当時から裁量を与えてもらえ、成長機会をいただいたことや、情報を守れる人間として信頼していただいたことに感謝しています。企業法務の人間はブレーキ役になりがちですが、頭がカチカチの法務マンにはならず、新しい意思決定や新陳代謝などを促し、組織が成長して可能性を広げていくような、“らしくない”法務のプロフェッショナルを目指しています。

携わっている業務の内容を教えてください。

法務部門は法律やコンプライアンスに関するトラブルを未然に回避したり、トラブル発生時に被害を少なくする役割があります。私は法務チームリーダーとして、あらゆる部門から寄せられる相談事や会社の困り事などを収集・対応するべく、法務サポートの業務を指揮しています。また、株主総会の運営事務局や、取締役会と監査等委員会の事務局、指名・報酬等委員会の運営などコーポレート法務のサポートも担います。もう一つ、監査等委員会職務補助者として、社外役員とのパイプ役も担っています。当社は監査等委員会設置会社で、社外役員の方々は取締役会で議決権を持っています。社内の情報を咀嚼して提供したり、議案やその背景を説明することで、正確な情報を把握し客観的、独立的な意思決定をしていただき、適切なプロセスになるよう、サポートしています。最近は、各サポート業務の延長として「コーポレートガバナンス強化」にも力を入れています。

「コーポレートガバナンス強化」とは?

コーポレートガバナンスは「企業統治」とも言われますが、企業経営を管理監督する仕組みのことです。特に社外役員は株主様をはじめとしたステークホルダーの代弁者であり、ステークホルダーの価値創造に向けた経営が実現できているのかを見極めるチェッカー役です。監査等委員会では取締役、執行役員にインタビューをしたり、経営テーマについて本音ベースでディスカッションしたりすることで、年々議論がブラッシュアップされています。日頃からしっかりとコミュニケーションを図り、目線合わせができていれば、会社が難局を迎えても自律的に軌道修正できるようになりますし、時には厳しい目で是正や牽制をいただくことによって、自浄作用が一層機能するようになります。コーポレートガバナンスに関する役員の勉強会等も実施しています。東京証券取引所がコーポレート・ガバナンスコード(上場企業の企業統治の指針)が6月に改訂したことに合わせて、会社が対応できているのか、精査し改善の提案も行っているところです。

特に株主様に直接かかわる業務では、どんなことを手がけているのですか。

メインは株主総会の運営事務局のとりまとめです。株主様と直接接点が持てる、年に1度の最重要会議です。1年の成績表ともいえる決算書の報告を行い、経営方針を説明し、役員人事や役員報酬などの最終承認をいただきます。厳格な運用はもちろんのこと、当社は創業時からおもてなしを重視してきたため、株主総会でもご来場いただきやすく、株主様とフェアにエンゲージメントをして対話をしていく姿勢を心掛けており、これは今の時代の流れとも合致しています。株主総会もDXの流れを汲みつつ、コロナ対応をしながら「開かれた総会」を目指すために、今年からウェブ中継を開始しました。「社長の声が聞けてよかった」「臨場感があった」と好評を博しました。株主様への情報開示の充実を図る工夫や、招集通知の大版化、英文対応や早期発信など、毎年改善を重ねているところです。

企業法務として、今後注力したい項目は何ですか。

勝手に「3S」と名付けて課題を設定しています。後継者計画の立案等にまつわる「サクセッションプラン」、経営陣の能力を一覧化する「スキルマトリックス」、そして、「サステナビリティ」です。「スキルマトリックス」では、経営体制を一つのチームとして捉え、将来の成長に向けて、どんな役割やスキルが必要で、それをどのようなメンバーで構成しているのかが求められています。これにより、おのずと弱点や強みが浮き彫りになり、「100年企業」に必要な人材像を確保・育成するという視点で「サクセッションプラン」にもつながります。「サステナビリティ」やESG(環境・社会・ガバナンス)は時代の要請でもあり、前述した改訂コーポレート・ガバナンスコードでも記載の充実が求められています。また、年を増すごとに危機管理の視点もますます重要になっています。ただし、独り歩きしてしまうと保守的になりすぎてしまうこともあるので、不透明な時代の中でも、しっかりとリスクテイクしなくてはならないという意味で、リスクマネジメントの強化がマストになっています。「ガバナンス」「リスクマネジメント」「コンプライアンス」の頭文字をとって「GRC」と呼ばれることもあり、そのいずれもバランスよく高める必要があります。そのためには、IRにも関係しますが、透明性を高め、情報を統合してわかりやすく提供することや、誠実さやホスピタリティなどの当社の良さや強み、オリジナリティをアピールして、対話に備えていくことも必要です。これらの取り組みを深化させていきながら、なお一層、株主様をはじめとしたステークホルダーとエンゲージメントを図り、企業理念の実現にまい進するお手伝いがしたいと考えています。

株主様価値の創造