スタッフインタビュー

社会価値の創造

社会にとっての価値とは、まず第一に生活文化のスタンダードを創造し続けることです。私たちの生業を通じて、法令の遵守や環境保全など、社会との信頼関係を築き、社会の発展に貢献していきます。

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サステナビリティ推進部を新設しました。経営課題として会社を挙げて施策を打ち出し、企画チームや店舗スタッフ、お客様と一緒により良い社会づくりに貢献したいと考えています。

サステナビリティ推進部
佐藤 由佳

ユナイテッドアローズ社では2020年4月、サステナビリティ推進部を新設しました。これまで経営企画部内でCSR推進に取り組んできましたが、より幅広い視点で経営課題としてサステナビリティ(持続可能性)に取り組むため、新たに部署としたものです。企画チームと連携した商品面での打ち出しや、IR広報部などと連動したESG(環境・社会・ガバナンス)情報の開示など、やるべきことはたくさんあります。お客様に最も近い場所で情報や価値を伝えてくださる店舗の方々と共に、お客様が積極的に参加してくださるような、ユナイテッドアローズ社らしいサステナビリティへの取り組みを行っていきたいと考えています。

ユナイテッドアローズ社に入社した理由と、本社に異動したきっかけを聞かせてください。

文系の大学に通いながら、2年間アパレルでアルバイトをしていて、接客業の楽しさを知りました。就職するなら自分が好きなものに携わりたいと、アパレル系とインテリア系を中心に就活し、いろいろな会社の説明会や面接を受けていく中で、人が最も魅力的で、お客様を一番に考えている部分に惹かれ、当社への入社を決めました。アウトレット木更津店に配属され、3年半、ウィメンズの販売を担当しました。社内の研修などで他の店舗の方と交流したことで、改めて当社の人材は魅力的だと感じ、もっと幅広く会社に関わっていきたいと思いはじめました。そのタイミングで、経営企画部のCSRチームの社内公募があり、販売員時代にもよく読んでいた自社のCSRサイト「ヒトとモノとウツワ」が担当できたら楽しそうだなと応募しました。知識もスキルもありませんでしたが、自分のやりたいという気持ちだけはきちんと伝えさせていただいたところ、採用していただき、2018年9月に本社に異動しました。

新設されたサステナビリティ推進部について教えてください。

アパレル業界はもちろんのこと、世の中の大きな動きとして、社会や環境に対する意識が高まり、サステナビリティやSDGsに関する動きが活発化してきています。当社としても、回収したダウンを再生利用した「グリーンダウン」を使用したアイテムの販売や、津波で荒れてしまった畑で綿花を育てる東北コットンプロジェクトの支援などを実施してきました。そして、前期には経営方針の一つに「5つの価値創造による社会的な課題への対応」を掲げて、経営幹部や関連部門間での議論や、外部有識者の方々とディスカッションする中で、サステナビリティはとても重要な経営課題だと改めて認識することになりました。そこで、サステナビリティを経営理念に次ぐものとして位置づけ、その下に中期経営計画を位置づけるとともに、独立した部署を新設することになりました。これまでのプロジェクトを継続・発展させつつ、目標を立てて、数値を設定して、取り組みを強化するとともに、外部にもその姿勢を発信していきたいと考えています。

サステナビリティ推進部でどのような仕事を担当されているのですか。

私は主に、サステナビリティに関わるプロジェクトの企画、実行をフォローすることと、その情報発信を担当しています。例えば、毎年10月に行う、乳がんについて正しい知識を広め、検診の早期受診を推進する「ピンクリボンキャンペーン」では、各ストアブランドの対象商品のとりまとめ、POPや販促物の制作進行、取引先様との調整、さらには、実際に店舗の方々がスムーズに協力いただけるように、全体の運営管理をしています。一方で、昨年の台風19号のような自然災害が発生した際には、NPO法人を通じた衣服の寄付や、店頭募金などを行いました。突発的なことに対して、求められていることを察知し、スピード感をもって動くことも大事だと実感しました。省エネ法では全社の電気使用量や削減量の確認など、すごく細かい確認が必要な仕事も多いのですが、会社としても社会に対してもとても大切な業務だと思っているので、やりがいを感じています。また、社内の理解促進のために、サステナビリティサイトの更新や、社内セミナーも開催しています。セミナーでは、熱意をもって聞いてくださる方々が多く、学んだことを今後の業務に生かしたいという前向きな意見が事後アンケートで多く見られるなど、意義があるなと手ごたえを感じています。各々の部署に意識が高い、関心が高い方々がいることがわかったのも心強く感じました。異動のきっかけになった「ヒトとモノとウツワ」では、ビジュアルとメッセージを一緒に簡潔に伝えるように心がけることで、店舗での取り組みに力を入れてもらえるようになり、同期の仲間から「最近の記事、おもしろいよね」と感想を伝えられるなど、反響も感じています。新型コロナウィルスに際しては、ユナイテッドアローズのウィメンズで行っている「united LOVE project」やユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングが5月に行ったキャンペーンの売上の一部をコロナ関連の支援に変更しました。

社会価値の向上に関して、ユナイテッドアローズ社ならではの取り組みだと思うことは何でしょうか。

私が入社を決めた理由と同じなのですが、お客様を第一に考え、お客様と共に、お客様参加型で行っている点が特徴的だと思います。「Reduce Shopping Bag Action」は、お買物の際にショッピングバッグの使用をご遠慮いただくと、1回につき10円を当社が森林保全団体に寄付すると共に、お客様にはポイントが付与されます。これは、お客様も社会も、そして私たちも、全員がハッピーになるもので、店舗スタッフもとても前向きに取り組んでくれています。今年7月からレジ袋が有料化になったこともあり、みなさんの意識が高まっている時期だと思います。当社は有料化していませんが、お客様からさらに理解を得られるように、より力を入れて発信をしていきたいと思っています。循環型社会への取り組みとしては、オデット・エ・オディールやユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシングで下取りキャンペーンを継続して行ってきました。昨年はビューティ&ユース ユナイテッドアローズなどでもアウターの下取りを開始しました。認知度も年々あがっていて、このキャンペーンを楽しみにしてくださるお客様が増えていると感じています。サステナビリティは個人の意識の差がある取り組みだと思いますし、当社でも実は良いことをやっていてもあまりアピールしてこなかったという側面もあるので、良い情報をきちんと発信するとともに、発信できる取り組みを増やしていきたいと思っています。

サステナビリティ推進部として、そして、個人としての今後の目標は何ですか。

CSRやサステナビリティに携わるようになって1年半経ちますが、まだまだ知識が足りないので、個人的な目標としてはこの分野についてしっかりと学び、私が身につけた知識を社内や多くの方々に共有していきたいという思いがあります。取り組みを増やしていくことももちろんですが、すでに良い取り組みがたくさんあるのにスタッフやお客様にまだまだお伝えしきれていないものもあります。また、各プロジェクトを実際に実践するのは店舗のスタッフ、ということが多いのですが、もともと店舗出身であり、店舗スタッフの大変さはよくわかっています。そんな中でも新たに業務としてお願いしなければならないこともあります。社会貢献活動として意味のあることだと分かってはいても、そこに裂ける時間が足りないというケースもあるでしょう。そんな状態で一方的に発信しても、やらされている感だけが募ってしまいます。取り組みの背景やメリットなどに対する理解を深めてもらうことで、お客様へのご案内の仕方も変わってくるはずです。そのためにも、自分の知識をつけて、スタッフに向けてきちんと発信し、それがお客様に伝わるようになることが、私の課題でもあり使命でもあります。最近、サステナビリティや環境、人種問題など社会課題に対して関心を持つお客様が増えてきています。それらの背景や施策などについても、スタッフがきちんと理解をし、必要な情報を伝えられる仕組みも作りたいと思っています。この分野に対する個々人の意識の差も大きいですし、難しい、堅苦しいと思われがちですが、企業としてだけでなく、個人の生活の中のちょっとしたことからでも始めることが重要です。新しい情報も出てきますし、トレンドも変わる中で、「これを勉強すれば大丈夫」というものはありません。自分の挑戦という意味でも、しっかりと勉強し、店舗スタッフと本社の橋渡し的な存在になれるよう頑張りたいと思っています。

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