従業員価値の創造

私たちはユナイテッドアローズという社名に、ひとつの目標に向かって直進する矢(Arrow)を束ねた(United)ものという意味を込めました。それぞれ個性をもった人間である従業員が共通の理念(志)を目指す。そうした従業員の集合体がユナイテッドアローズである、という人材に対する考え方を表したものとして、この社名を選んだのです。ユナイテッドアローズの従業員は、共通の理念(志)実現のため、高い目標に向かい、仲間を大切にし、ともに学び高め合い、厳しさを乗り越えて結果を出し、生産性を高める。そんな従業員に対して、活躍の場を与え続け、成長するチャンスを提供し、成果に応じた高い報酬で報いる会社でありたい。そして、皆がユナイテッドアローズで働くことによって自分らしさを見つけ、皆がハッピーになれる会社を目指します。

行動指針

従業員価値の創造に関する活動

お客様にご満足いただくためのスキルを磨く ~ 「束矢大學」による全社研修

束矢大學は、当社の全従業員を対象にした、全社教育の研修機関です。2016年度は、20種類の研修をのべ220日ほど開催し、のべ2,686人が受講しました。2016年度より、後輩と先輩をペアにして共に学び合う、当社独自の現場教育制度“ES(エデュケーター・スチューデント)制度”の再構築、オフィス勤務の管理職層に向けた研修の開始、新しく入社した従業員を対象にした必修研修の増設、近年増えている海外からのお客様を想定した英会話研修など、お客様により一層ご満足いただくため、従業員が育つ風土づくりに注力しています。
また、お客様に対するマナー、おもてなし、お客様の購買心理8段階に合った接客サービスのポイントなど、当社の従業員としての基本ルールをまとめた各種ハンドブックをオンライン化し、自己啓発ツールとして活用できるよう整備しています。

優れた販売スタッフの表彰制度 ~ セールスマスター制度と束矢グランプリ

「セールスマスター制度」は、優れた販売のスペシャリストに授与する称号です。笑顔や声、立ち居振る舞い、お洒落を通して他のスタッフをリードしているか、人間的な魅力により、複数のお客様から支持されているか等の定性面と、売上実績といった定量面の両方をバランスよく満たす人物を認定しています。任期は2年で、2017年4月現在55人がセールスマスターとして活躍しています。 2016年4月より4つの階層を設け、販売員のキャリアパスとしてステップアップできるよう内容を見直しました。
また、ロールプレイング形式の接客コンテスト「束矢グランプリ」を年に1度開催しています。予選会を勝ち抜いた販売スタッフが高い接客サービスの技を競い、感動を共有し合うことで、所属するブランドへのロイヤルティも高めています。
当社は、お客様満足を生み出す販売の現場を何よりも重視しており、これらの表彰制度で、優秀な販売スタッフによる接客サービスの価値を社内で広く認知・評価する機会としています。

スタッフインタビュー

従業員のやりがいを生む目標管理制度

当社は、ユナイテッドアローズという社名に象徴されるように、経営理念というひとつの目標に向かって直進する矢(Arrow)を束ねた(United)集団です。従業員一人ひとりが、会社の目標と自分自身の目標を連動させながら、精度の高い行動計画と徹底した進捗管理により、目標の達成を目指す「目標管理制度」を創業時より導入しています。成功とは、価値ある目標を前もって設定して、段階を追って達成することであるという、創業者の思いが込められています。目標達成のあかつきには、お客様満足と共に従業員のやりがいが生まれると考えています。

従業員は原則として正社員

2007年に、当時在籍していたアルバイト従業員のうち希望者は原則として全員を正社員化しました。以降、当社の従業員は原則正社員として雇用しています。アルバイトとして入社した場合は、3ヶ月の試用期間を経た後に正社員となります。人件費は増加しましたが、中長期的な視点では、離職率の低下、仕事に対するモチベーションへの寄与などの効果があり、従業員満足、そしてお客様満足にもつながると考えています。

従業員意識調査 ~ 風土改革プロジェクトをスタート

当社はすべての従業員を対象とした「従業員意識調査」を年に1回実施しており、9割に上る高い回答率となっています。職場環境、教育制度、福利厚生等、従業員が働く上での環境や制度に関する声を収集・分析し、各種取り組みの改善につなげています。
2016年度は、組織風土に関連する内容に絞ったアンケートを実施しました。100年企業を目指すにあたり、さまざまな年代やライフステージにある従業員それぞれが、日々高いモチベーションを持って働きやすい会社にするべく、現状を見直し、修正すべき点は適正に修正をしなければならないと考えたためです。アンケートの結果をもって、2017年度より風土改革プロジェクトを立ち上げ、ありたい姿と現状のギャップをどう埋めたらよいのか議論をスタートしています。

社長インタビュー:新たに立ち上げた「風土改革プロジェクト」とは?

女性を含めた従業員の活躍の場を広げるために

勤続年数の男女差は少ないものの、課長以上の管理職に占める女性比率は2016年度末時点で18%でした。2020年度末時点で同比率20%を目標とし、管理職を任命する側も任命される側も、性別や身分による意識差をなくすための取り組みを実施しています。
女性を含めた従業員の活躍の場をより広げることを念頭に、適正な評価がおこなわれるよう考課者研修の定期実施のほか、2016年度は、管理職要件定義書の作成ならびにその理解と浸透を目的とした研修を新設し、管理職をめざしやすい環境の整備に着手しました。

従業員のワークライフバランスを推進

当社従業員の約6割を占める女性を中心に、産前産後休暇、育児休業、子の看護休暇や短時間勤務制度など、子どもを持つ従業員の仕事と家庭の両立を推進しています。2014年1月には、育児支援を積極的に推進している企業として、厚生労働省から2回目の認定を受けました。現在、男性の育児休暇取得が課題ととらえており、2016年度はあらためて関連制度や実際に取得したスタッフの声を広く知らせることに注力しました。
あわせて、介護のための休暇、休業、短時間勤務制度を整備し、結婚や出産、家族の介護等さまざまなライフイベントを経ても働きやすい職場環境づくりに注力しています。
また、部門によって有給休暇取得状況に差が見られたことと将来的な法制化をふまえ、2017年4月より、有給休暇の最低5日の取得を義務化しました。

スタッフインタビュー

チャレンジド(障がい者)採用

当社は戦力としてのチャレンジド(障がい者)採用を行っています。障がいにかかわらず、その人に何ができるのかが重要だと考えているからです。近年では環境や業務の整備によって、今まで雇用が難しいと考えていた障がいの方々の雇用も実現できるようになりました。
2017年7月現在、販売職を含む事業部門で14人、間接部門で37人のチャレンジドスタッフが活躍していますが、障害者雇用促進法における法定雇用率の達成には至っておりません。重点取組課題のひとつとして、達成にむけて取り組みをすすめています。

スタッフインタビュー

法令・社内不正行為の抑止 ~ 内部通報制度

当社従業員による法令違反、不正、反倫理的行為の防止、ならびにこれらの早期発見、早期解決を図ることを目的に、内部通報制度を設置しています。通報内容によって、窓口を、人事部、社外役員、外部弁護士と分け、秘匿性を担保しています。
小さな不祥事や不正も見逃さないような高いモラルの下、法令違反、社内不正行為、企業秘密・個人情報の漏えい、インサイダー取引、会計不正、セクシャルハラスメント、パワーハラスメントなどを未然に防ぎ、透明性の高い職場環境づくりを目指しています。

従業員の健康と安全をサポート ~ 安全衛生委員会

当社では労働安全衛生法に基づき、毎月1回、各部門の代表ならびに、各事業部門の代表者、人事部、産業医、保健師からなる「安全衛生委員会」を開催し、従業員が安全・健康に働ける環境の確保や労働災害防止のための活動を実施しています。
2016年度も引き続き、長時間労働の抑制を目的に、部門別平均残業時間や長時間残業の実績を毎月確認し、労働時間の管理を強化しました。

従業員一人ひとりの成長をサポート

当社は行動指針の中で、従業員に学ぶ環境を提供することを掲げています。ファッション分野はもとより、語学やビジネス能力の検定受験支援や語学スクールの入学支援など、従業員が自発的に学ぼうとする環境整備もそのひとつです。対象資格・検定について「認定」「合格」した場合に検定料を全額補助するほか、対象スクールの入学金や授業料の一部を補助しています。
2016年度の資格取得者は35人と前年度と比べて20%増加しました。合格者は新しい知識やスキルのもと、さらなるお客様満足に励んでいます。主な資格の取得者数(2016年度末)は、販売士検定:4人、ファッション販売能力検定:6人、色彩検定:2人、TOEIC500点以上:9人です。

2014年度 2015年度 2016年度
従業員の状況 ※対象:社員・契約社員
従業員数 3,521人 3,706人 3,859人
 うち女性人数 2,066人 2,174人 2,253人
 構成比 58.7% 58.7% 58.4%
店長以上管理職数 354人 378人 379人
 うち女性人数 133人 133人 137人
 構成比 37.6% 35.2% 36.1%
従業員の平均年齢 30.8歳 31.1歳 31.5歳
 うち男性平均年齢 32.5歳 32.7歳 33.0歳
 うち女性平均年齢 29.5歳 29.9歳 30.4歳
従業員の平均勤続年数 5年8ヶ月 6年0ヶ月 6年6ヶ月
 うち男性平均勤続年数 6年7ヶ月 6年11ヶ月 7年4ヶ月
 うち女性平均勤続年数 5年0ヶ月 5年5ヶ月 5年10ヶ月
従業員の平均年間給与 4,696千円 4,642千円 4,645千円
従業員の月平均残業時間 12.70時間 14.03時間 13.23時間
従業員の有休取得率 44% 47% 53.5%
出産・育児制度の利用状況 ※対象:社員・契約社員・アルバイト
産前産後休暇取得者 94人 105人 116人
育児休業取得者 121人 130人 156人
短時間勤務利用者 166人 202人 235人
育児休業復職率 95.9% 97.5% 90.4%

※数値は各年度3月末時点(産前産後休暇取得者は年度内実績)

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