当社が目指す“販売員の社会的地位向上” 「束矢グランプリ」・「セールスマスター制度」 Vol. 1

今年2/24、ユナイテッドアローズグループ初の「束矢グランプリ」を、東京・品川コクヨホールにて開催いたしました。
そして今年5月に、第3期当社「セールスマスター」が選定されます。
これらはすべて、当社が1989年の創業来、理念と同様に掲げ続けてきた“販売員の社会的地位向上”に通じる取り組みです。
さて、「束矢グランプリ」?「セールスマスター」?とは、何なのでしょうか?
今後、3回に分けてご紹介してまいります。


■ 束矢グランプリ
「束矢グランプリ」(以下、束矢GP)とは、当社販売員による社内接客ロールプレイング(RP)大会のことです。ネーミングの「束矢」=「united arrows」は、当社名に由来しています。
この「束矢GP」は、近年社内に沸き上がっていた熱い思いを集結させ、企画を練り上げた末にようやく実現した祈願のイベントでした。
子会社3ブランドを含む当社13ストアブランドの全販売員約2,900名の中から、各ストアブランド1名ずつの代表販売員が選ばれ、「束矢GP」に計13名が出場。そして、日々店頭での接客を通じて磨き上げてきた接客販売スキルをRP形式で披露しました。代表者たちは、各ストアブランド内で実施した書類審査やRP予選会などを勝ち抜いてきた実力派ぞろい。
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◇各ブランド代表出場者 全13名(出場順・敬称略)
BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS 横浜店: 二宮
Jewel Changes 新宿店(現、渋谷店在席): 上野
coen 神戸北店: 神戸
FRANQUEENSENSE 銀座三越店: 渡辺
Felisi 青山本店: 長岡
united arrows green label relaxing なんばパークス店: 伊達
UNITED ARROWS 丸の内店: 新妻
Cath Kidston丸の内店: 新井
UNITED ARROWS Outlet横浜店: 柿澤
CHROME HEARTS 大阪店: 近藤
Odette é Odile UNITED ARROWS 新宿店: 斎藤
Another Edition原宿本店: 治久丸
Drawer 青山店: 浦田
当社役員・全店長や部課長約300名が見守る中、7分の短い規定時間内でお客さまの入店からお見送りまでを実演します。販売プロセスに必要な一連の要素が、通常の店頭とは異なる制限された環境の中で、どこまで発揮されるかがキー。
基本動作から接客サービススキルにいたる全16項目に基づいて、当社役員と外部の審査員計8名が厳正に審査を行い、最終的に「優勝」「準優勝」「審査員特別賞」の3名が選ばれました。
そして、記念すべき第1回を勝ち抜いたのは・・・
☆【優勝】Jewel Changes 新宿店: 上野
☆【準優勝】 UNITED ARROWS 丸の内店:  新妻
☆【審査員特別賞】 Odette é Odile 新宿店:  斎藤
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◇(左から) 斎藤、上野、社長:重松理、新妻
受賞者3名の接客は、基本技術はもとよりお客様の潜在ニーズに的確にお応えしながらも、各人のオリジナリティが際立つ接客スタイルでした。一方で、出場者全13名に共通していたのは「提案力」。コーディネートやスタイル提案はセレクトショップならではの強みであり、外部審査員様<*1>からも評価を頂きました。
そして、各ストアブランド代表者による接客スタイルには、面白いほどに“ブランドらしさ”が表れており、全13名の接客がまさに当社のビジネスモデルそのものを体現していました。
当社は異なるターゲットに向けて、異なるコンセプトのストアブランドを複数展開することで包括的に幅広いマーケットを網羅する「多事業軸化戦略」を取っています。そのため、ブランドの伝道師の役割も担う販売員は、ブランドごとに接客スタイルが異なります。“マルチストアブランド”を展開する当社のビジネスモデルが、そのブランドごとの多様な接客サービス生み、そして各スタイルの総合力がユナイテッドアローズグループです。
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◇優勝者 接客風景
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◇準優勝者 接客風景
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◇審査員特別賞受賞者 接客風景
 さて、束矢GP開催の背景には、いくつかの目的がありました。
①「全販売員に輝けるチャンスの創造と、その活躍が広く認知・評価される場を作る」
これまで商業施設などディベロッパー主催のRP大会で多くの当社販売員が登場してきましたが、参加権利は施設内の店舗勤務者に限定されます。実際に、商業施設さまが主催したRP大会へ出場経験のある販売員から、RP大会は日ごろの接客に役立つ知識や技術を習得できる有効な機会として当社内での開催を熱望する声が、強く上がっていました。
②「全社をあげた、販売技術を向上し続けるための環境作り」
7分間で販売手法や技術を測り尽くすことはできませんが、限られた時間内で最大のパフォーマンスを発揮するスキルを磨く過程で得られる大きな収穫があります。束矢GPの映像は、日ごろ見る機会の少ない他ブランドの接客を見るツールとして活用してもらうために、イントラネットに掲載し、DVDを全店舗に配布しています。また社内研修にも活用しています。
そしてこれらすべては、束矢GPの真の最終目的である「全社の販売力が底上げされ、お客様満足を高めるため」のものです。
販売員の技術とも言える接客サービス力は、小売業を通じて“日本の生活文化の価値観の創造”に必要な力だと当社は考えています。この接客サービス力向上への継続取り組みが、やがて当社の目指す“販売員の社会的地位向上”に歩みを進める一歩です。
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◇優勝者には、巨大な1.4mトロフィーが贈呈されます
(*1)外部審査員…下記2名にご協力いただきました。
接客教育コンサルタント会社(株)エフエーラーニングラボWIN∞WIN 代表取締役 阿南様
SC協会RP審査員のご経験もある(株)繊研新聞社 編集部 西山様
続編の「セールスマスター」については、認定者が決定する5月にご紹介してまいります。

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