スタッフインタビュー

社会価値の創造

まず第一に、世界に通用する新しい日本の生活文化の規範となる価値観を創造し続けることこそが、社会価値の創造につながると考えています。またその過程においても、法令の遵守や環境保全など、社会との信頼関係を築き、社会の発展に貢献していきます。

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「オデット エ オディール」の 下取りキャンペーンで ピンクリボン運動を支援しています。

オデット エ オディール 販売課 課長
田中 真寿美

オリジナルとセレクトのウィメンズシューズを扱う「オデット エ オディール」では、靴・バッグの下取りキャンペーンを通じて、乳がんの早期発見・診断・治療の大切さを呼びかけるピンクリボン運動を支援しています。気に入って買っていただいた靴を捨てるのは忍びないというお客様や、シュークローゼットを整理したいお客様から不用品をお預かりし、NPOに寄付することで、社会の役に立てるという仕組みです。新しい靴のご購入や、新規のお客様にご来店いただくきっかけにもなりますし、事業を通じた社会貢献のサイクルを今後も活性化させていきたいと考えています。

ユナイテッドアローズに入社した理由と、現在までのキャリアステップを教えてください。

学生の頃からセレクトショップに憧れ、「ユナイテッドアローズ」でもよく買い物をしていました。実家からアクセスが良かった池袋店を利用することが多かったですね。お店の雰囲気も素敵だし、接客をしてもらったり、スタッフの方々の仕事姿を見たりして、「ファッション企業で働くならユナイテッドアローズがいい!」と感じました。2002年9月に「グリーンレーベルリラクシング」にアルバイトとして入社し、ルミネ新宿店に配属になりました。その出社初日が、館内に「オデット エ オディール」の1号店がオープンした日だったんです。以降、ずっと気になる存在でしたし、今となってみれば運命的だったなと思いますね。その後、舞浜のイクスピアリ店に勤務していた時期に、業態や地域をまたいだ異動や希望の職種へのチャレンジができるという社内公募制度を活用して2005年に「オデット エ オディール」に異動してきました。配属先は、あのルミネ新宿店でした。当時は、新宿、名古屋、札幌など店舗数が少なかったので店舗にお客様がたくさんお越しいただいたことや、組織や運営体制が未成熟だったことなどから、なかなかスムーズな対応ができませんでした。「グリーンレーベルリラクシング」時代に勉強をさせてもらった効率的なオペレーションなどを少しずつ店長や本部に提案していきました。「店長になったほうが、もっともっとお客様に喜んでいただける体制が作れる」と思っていて、2007年に店長職に就きました。その後、2011年2月から販売課長となり、オフィスで仕組みを作ったり、SV(スーパーバイザー)や店長などをサポートし、お客様満足の結果である売上の向上などに注力しています。

数々のシューズブランドがある中で、「オデット エ オディール」の特徴とは?

ファッションをトータルで提案する洋服屋の当社ならではの、靴が主役のブランドです。現在、16店舗に広がり、オンラインストアでもお買い求めいただけるようになっています。「洗練された女性のためのシュークローゼット」をコンセプトに、オリジナルからセレクトまで扱い、手にした瞬間のときめきや毎日をポジティブに楽しむ自信をご提供できるような、とっておきのシューズをそろえています。素材のバリエーションも多く、女性らしい色使い、細かなデザインなど、どの角度から見てもかわいくて素敵なデザインを豊富にそろえています。ターゲットとしている働く女性の方々に、靴を通してファッションを楽しみ、靴を通してハッピーになってもらいたいという気持ちを込めて日々、お客様に接するようにしています。

社会価値の向上については、全社を挙げて取り組んでいますが、とくに「オデット エ オディール」ではどのような活動をしているのですか?

不要になった靴とバッグの下取りを通じて、乳がん検診の大切さや正しい知識を伝えるピンクリボン運動の支援をしています。ブランド・メーカー・状態を問わず、不要になったウィメンズの靴とバッグをキャンペーン期間中に店頭にお持ちいただくと、1点につき1枚のスペシャル1000円チケットをお礼としてお渡しします。下取りしたアイテムは認定NPO法人乳房健康研究会に物品として寄付し、同研究会からリサイクルショップに買取りを依頼。その買取金がピンクリボン運動の活動資金に充てられる、というものです。2009年からスタートしたもので、一時期、東日本大震災の復興支援にも充てさせていただきました。2015年の10月からは再びピンクリボン運動を支援させていただいています。実は私の母も乳がんで亡くなっているので、個人的にも思い入れが強い部分もあります。私自身も35歳になり、スタッフにも30代が増え、健康診断で、乳がん検診や子宮がん検診などをオプションで付けるようになっています。「来週下取りキャンペーンが始まるのでご不要なものをお持ちになってご来店くださいね」とか、「私、検査を受けてきました」「私も受けてみようかしら」など、スタッフとお客様とのコミュニケーションのきっかけにもなっています。

靴・バッグの下取りキャンペーンに対して、お客様の反応は?

お客様の中には、気に入って買った靴やバッグをゴミとして捨てることに抵抗がある方々も多くいらっしゃいましたし、寄付という形で役に立つのはうれしいと、多くの方々にご参加いただいてきました。再び乳房健康研究会に寄付するようになった2015年の10月からお預りした不用品は約4万8000点になりました。キャンペーン期間を4月と10月という実需の時期に合わせているので、お客様にとっても、この機会にシューズクローゼットを整理整頓しながら、1000円チケットを使って新しい靴をそろえようというサイクルが定着してきたと思います。当社としても、お客様のご来店やご購入の促進につながり、事業と社会貢献とをうまくつなげられた好例になっていると感じています。この下取りキャンペーンをきっかけに、今まで「オデット エ オディール」をご存じなかったお客様に来店いただけるケースも増えています。年齢層も幅広く、いらしていただけています。ありがたいことに、フライヤーをインスタグラムに載せて拡散してくださる方々もいらっしゃるんです。

社会価値の向上に対する会社のスタンスをどう感じていますか?

「お客様に喜んでいただき、社会に貢献したい」という気持ちが強い会社だな、とあらためて感じています。アルバイトで入社した際に読んだ転職情報誌に「お客様に喜んでいただくことが苦ではなく、お客様の喜びを自分の喜びにできる人を募集している」というような内容が書かれていたのを今でも覚えています。当社に入社する前は他社で働いていたのですが、売り上げ至上主義で、お客様を優先する気持ちや姿勢が見えず、違和感が大きくなってしまって辞めたんです。当社では社是の「店はお客様のために」、という言葉が単に掲げられているだけでなく、実際にみんながそう思って働いています。この会社に入って本当に良かったですし、辞めたいと思ったことは一度もありません。また、売上=お客様満足と明言していて、お客様を主体として考えられることが自分にマッチしているなと思っています。そして何よりも、よい接客をして、お客様に喜んでもらえることが、大きな社会価値につながると素直に感じています。

本業を通じた社会価値にもつながる接客力の向上に、どのように取り組んでいるのでしょうか?

お客様に売るというよりも、お手伝いをするような気持ちで、お客様一人ひとりに喜んでもらう接客の実現に向けて力を注いでいます。とくに今強化しているのが「連想」することです。何でもかんでも聞かれるより、「察して欲しい」というお客様は増えています。だからこそ、お客様の服装やネイル、アクセサリーなどのお好みや、ちょっとした表情やしぐさを見逃がさず、そこから連想し、確認するようなかたちでおすすめができるようにトレーニングをしてきました。これまで、10人のお客様がいれば10人に同じような接し方をしていたのですが、それでは2~3人は感動していただけたとしても、全員に感動していただくことはできません。型にはまらず、個性を発揮しながら、一人ひとりのお客様に合わせた接客サービスをしていきたいと思っています。また、競合店もしっかりとリサーチし、他とは違うメリットを伝えられるようにもしてきました。私自身、接客を指導するのは得意な方ではないので、お客様にじかに接している現場の意見を尊重し、ボトムアップで接客力の強化に取り組んできました。結果、お客様からのサンキューレターが増え、年に1回開かれる全店店長会での成果報告会でも評価していただけました。当社はもともとメンズ色が強い会社ですが、「オデット エ オディール」ではとくに女性のお客様にしっかりと寄り添い、喜んでいただける事業や社会貢献を行っていきたいと思っています。

今後、取り組んでみたいキャリアやプロジェクトは?

販売課の課長としてECも担当しているのですが、オンラインストアでの購買が増える中で、店舗とかネットといった販売チャネルに関係なく、一番買いやすいところで気持ちよく買っていただけるような、今の時代に合った接客スタイルも考えていきたいと思っています。また、販売員からオフィスも経験させてもらったからこそ、いつかは接客のスペシャリストであるセールスマスターを目指して、再び店頭でお客様に喜んでいただけることにチャレンジしたいですね。一方で、次は商品に携わってみたいなという気持ちもあります。専門的に学んだわけではありませんが、お客様の声を聞くことに関しては販売スタッフがプロだと思っています。直接デザインするというより、商品やデザインをブラッシュアップできるような意見を言える存在になれればいいですね。それでも、今は信頼している店長やSV(スーパーバイザー)たちがますます活躍できるような環境にすることが一番の使命です。店長はみな個性やいろいろな強みを持っていますし、SVを通じてさらにスタッフの個性を引き出すことを強化しています。今、ファッションビジネスが難しい時代にあると言われていますが、お客様に喜んでもらいたいという気持ちをぶらさず、社会にも貢献し続けていきたいと思っています。

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