スタッフインタビュー

株主様価値の創造

株主様は当社への出資者であり会社の所有者です。実際の経営と企業活動は取締役と従業員に委ねられています。企業利益の拡大に向け、私たちは責任をもって会社の経営と企業活動に従事し、かつ会社の現状を適時・適切に株主様にお伝えしていきます。

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株主様にもお客様と同じように 丁寧に誠実に真心を込めて対応いたします。

IR室
大橋 五十鈴

当社のIR(Investor Relations)では、株主様価値の創造を使命として、IR室のスタッフから経営陣まで一丸となって先進的な活動を行っています。特に個人株主様が多い当社の特徴を考慮して、数字だけでなく、現場で売れているものをリアルにヒアリングをしてビジュアルでお見せするなど、工夫や改善を行っています。

就職先にユナイテッドアローズを選んだ理由を聞かせてください。

幼いころからファッションが大好きで、アメリカ・ニューヨークに進学し、FIT(ファッション工科大学)でファッションマーチャンダイジング&マネジメントを専攻しました。そこでCADシステム(コンピューター支援設計)を使ってデザインやモノ作りをしたり、ビジネス戦略を立案したりする中で、よりファッションビジネスの面白さを感じることができました。就職活動の際には、現地のファッション企業も候補として考えていました。けれども、帰国するたびに通って買い物をしていたユナイテッドアローズの提案するモノや接客、おもてなしなどにどんどん惹かれていきました。海外にいたからこそ、日本の良さがあらためてよく見えたということもありますね。「世界に通用する新しい日本の生活文化の規範となる価値観を創造し続ける」という理念にも共感し、帰国する道を選び、2007年に入社しました。

入社10年目になりますが、どのようなキャリアを経てIRを担当することになったのですか?

入社して最初に配属されたのは海外事業準備室でした。語学力を生かしながら、出店候補地のエリアのリサーチなども含めて、海外進出の準備に携わりました。その後、経営企画室に異動となり、中期経営戦略を推進していく次世代幹部候補者を中心に、ありたい姿と現状とのギャップを整理・解決しながら夢の実現を目指すプロジェクトの事務局を務めました。2009年に長男の出産を機に産休に入り、復職後、IR室に配属となりました。その後、次男、三男を生み、現在は8歳、6歳、4歳の3人のやんちゃな男の子を育てながら、業務に従事しています。

どのような働き方で、仕事と育児を両立しているのでしょうか?

時短勤務制度を活用しています。当社では、産休・育休などの制度や復職までのケアが整っていて、多くの女性社員が復職をしています。IR室のメンバーは全員が小さい子どもを持つスタッフなので、時短での働き方や突発的な出来事なども自然と受け入れてくれていて、とても働きやすいですね。子どもが病気になり急に休まなければならなくなっても、「お大事に」といった理解のある言葉をかけてもらえたり、フォローしてもらえたり、とても感謝しています。だからこそ、もしもの時の場合に備えて、できる業務は前倒しで進めておくこと、自分が不在の際にも進行ができるように内容をメンバーに事前に共有しておくことなどを心がけています。家にいるときには家族のことに追われ仕事のモードから頭が切り替わってしまうので、通勤電車の中で、いかに効率的に仕事を進めるかの段取りをシミュレーションしながら、会社に着いたらすぐに業務に取りかかれるようにしています。

では、大橋さんはIRの中で、どのような業務を担当されているのでしょうか?

決算説明会の開催準備や運営、機関投資家の方々の面談のアレンジ、リリースの配信業務、株主優待券の運営などを担当しています。さらに、個人株主様からのお問い合わせ(お問い合わせフォーム経由)の対応、アニューアルレポートなどの英文開示物の製作チェックなども行っています。ここでは語学力を生かして、日本語と英語の独特な文章構造や、注目する業績の指標なども踏まえて、より分かりやすく、当社独自の考え方や世界観なども伝わるように気を配っています。また、月次概況の発表に向けて、定性情報のデータ収集や、店舗に出向いてお客様動向のヒアリングを欠かさないようにしています。IRというと業績や数値を伝えるのが中心と思われがちですが、各々のブランドのビジネスモデルや、店舗での雰囲気などのエッセンスを入れることも大切なことだと考えています。特にお店に定期的に足を運ぶことで、お客様のモチベーションを知ることができることが大きなポイントです。積極的に選んで買われていったのか、吟味して買われているのか、躊躇されていたのかなど、数字だけでは見えないお客様の買い方を知ることもできます。店頭ならではのリアルな同業他社の情報を聞いたり、マーケットの中での当社のポジショニングを確認することもできます。そういったことを踏まえたうえで当社の業績をお伝えすることで、より有用なIRの情報開示につなげていきたいと思っています。そして、お客様を第一に考えている当社の一員として、自らお客様の立場になって買い物をしたり、気付いた点などをフィードバックすることも大切なことだと考えています。また私自身、社内の経営会議に出席し、いわゆる社内用語に耳慣れた上司よりもお客様に近いところにいると思うので、IR説明会資料やアニューアルレポート製作の際には、社内用語や専門用語を外部の方にとってより分かりやすい言葉や表現に変更することを提案することもあります。

ユナイテッドアローズならではのIR対応として心がけていることは何でしょうか?

当社の株主様の97%は個人の方です。つまり、お客様である方も多くいらっしゃるのが特徴です。私は個人株主様からの株主優待券についてのお問い合わせや再発行などの依頼に対応することを担当しているので、お店の延長線上と考え、お客様に接するように、おもてなしの心を持ち、丁寧で真心を込めて対応をしようと心がけています。お問い合わせフォーム等でも丁寧に誠実にと思って回答をしています。特に株主優待券をお使いになりたいという場合は、すぐに欲しいというニーズがおありだと思うので、スムーズさや迅速さにも気を付けています。たとえば先日、海外に行くのに株主優待券を使ってスーツケースが今すぐ欲しいけれど、オンラインストアで売り切れている。どうしたらいいか?」というお問い合わせを受けました。ご希望の商品が店舗に在庫があることを確認できたので、事情を伝えて、一時的な在庫確保の対応をしていただきました。最終的にはご購入に至らなかったのですが、お客様にも大変感謝していただきました。また店舗スタッフも最善を尽くそうと協力してくださり、店頭においてお客様価値向上と株主様価値向上の両立が自然と成り立っていることを実感しました。株主優待券の利用については店舗からの問い合わせなどにも対応します。実際にお客様と接する店頭スタッフにしっかりと答えることが、その先にいるお客様へのご対応にも大きくかかわってきますので、正確に丁寧に答えるようにしています。

今後、強化されていきたい取り組みや、挑戦したい事柄は何でしょうか?

ESGの取組みを外に伝えていくために、海外のESG調査会社への対応を強化したいと考えています。ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもので、企業の長期的な成長にはこの3つの観点が必要だという考えが広まりつつあります。サプライチェーンでの二酸化炭素排出量や電力消費量、提携工場のエシカルなモノ作りや環境対応など、ESGについて興味を持たれる投資家の方も昨年あたりから増え始めていますし、当社としてもこの分野については積極的に取り組んでいこうとしています。ESGに関しては、調査会社からの問い合わせやアンケートなどは基本、英語がベースなので、それを正しく翻訳し、社内で共有したり、回答をするなど、さらに英語を生かせていけたらと思っています。社会や環境とともに企業が成長していくという考え方はとても素晴らしいと思いますし、投資家の方々の中でも興味関心が高まっているように思いますので役に立てる幅が広がればと思っています。

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