スタッフインタビュー

社会価値の創造

まず第一に、世界に通用する新しい日本の生活文化の規範となる価値観を創造し続けることこそが、社会価値の創造につながると考えています。またその過程においても、法令の遵守や環境保全など、社会との信頼関係を築き、社会の発展に貢献していきます。

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再生ポリエステル繊維を使ったスーツを皮切りに、社会のニーズを満たし、独自性の創出につなげていきます。

GLR本部 商品部 メンズ課
坂下 建二

素材から開発したオリジナル商品のクオリティの高さと、手頃な価格帯、全国の店舗網とオンラインストアで、多くのお客さまに着用いただける喜びを感 じています。特にリサイクルポリエステルを使った新商品群は、社会貢献とお客様のマインドに合致した、独自性の高い商品として支持されています。

「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(GLR)」の商品作りで最も大切にしていることは何ですか?

2008年に当社に入社して、GLRのドレス中心の商品企画担当になりました。大手紳士服メーカー出身で、スーツやカジュアルの企画デザイナーを務め、パリ・コレクションに出るようなデザイナーのアシスタントを経験したこともありました。そんな経験を踏まえながらも、モノ作りで心掛けているのは、着ることで楽しく気分が良くなる服を作ることと、幅広い方々に作ったものを知ってもらうことです。

幸い、GLRは、利便性の高い立地の店舗が多く、価格帯も手頃なため、多くの方々に手に取っていただき、購入していただける環境にあります。一人でも多くの方々に自分の作った服を着ていただくことが私の幸せでもありますし、いい服だと感じてもらえるからこそ、商品も店も評判も広がっていく。そんな好循環を続けるためにも、素材、縫製を含めて、一つひとつ思いを込めた服を作り続けていきたいと思っています。

GLRのモノ作りでこだわりは?

メンズドレスのオリジナル商材は、すべて糸からこだわっており、唯一無二の素材を開発しています。他社でもよくある黒無地のスーツでも、独自性を出すために、オリジナルの素材の作り込みから入り、パターンも作り込んでいます。縫製工場についても厳選しています。出来上がった商品については、着用していただくと、「これだけ違うものなのか」とご理解いただけるレベルのものを作っていると自信があります。

また、私たちは、そのアイテムの着用シーズンを考え、なるべく同じ条件で生活している羊毛を使用しています。たとえばコートならば比較的寒い地域の保温性に優れた山岳地帯の原料で、夏物ならばライトウエイトで清涼感ある素材に適したイタリア原料で、といった具合です。同じ商品でも季節に適した原料を使用することで全く違うものが出来上がります。

素材、コンセプトなどで特筆すべき商品も登場していますね。

多くの方々に着ていただけるブランドだからこそ、よりこだわった素材を使った商品開発にも挑戦しています。その一つが、3年前から企画・開発に着手してきた、ペットボトルをリサイクルしたポリエステル繊維「エコペット」を使った商品です。エコペットは、これまで服地として使われることはあまりありませんでした。ポリエステルをスーツ用の糸にするには、かなり細いデニール(繊維の太さ)でなくてはならないのですが、それを確保するのに苦労しました。

それでも、これだけ地球環境に対する意識が高まり、リサイクルを含めた循環型社会を目指そうという流れが強まる中で、僕のフィルターやGLRのフィルターを通じて、お客さまにモノとしても価値が高く、環境に対する意識も高めるためにも有用な、新しい提案につながると考えて、開発してきました。GLRというブランド名にある通り、“グリーン”、つまり、地球環境やエコロジーなどを意識したブランドでもあると思っています。エコペットのラインについても、タグを付けたり、接客時に素材のご説明をしたりしながら、訴求をしていきます。

現在の商品ラインと、売れ行きは?

まずはスーツから始まり、2柄2色で、3万3千円と手ごろなものになっています。通気性も良いので、清涼かつ軽量に仕上げたクールスーツのラインも用意しました。シンプルなシャドーストライプ柄で、さまざまな用途にお使い頂くことができます。現在はジャケットやパンツなどにも広がっており、今後はシャツなどにもアイテムを拡大していきたいと考えています。エコペットの特性は、しっかりしていて、頑丈で、長持ちをする点にあります。手に届きやすい価格で、丈夫で、機能的で、しかも、カッコ良い。ジェットセッターのような出張の多い方々が、移動時に着用し、そのまま会議に出ることも可能です。

モノが売れないなどといわれる中で、「エコペット」のシリーズはとても好評です。お客様が潜在的に求めていたものにピッタリとはまったのだと思います。このような、他にないものを作ることで、社会の役に立ちながら、GLRの独自性につなげていきたいと思っています。今後はオーガニックコットンとエコペットの混紡の商材開発などをして、さらに着やすくクオリティの高いものを作り上げていきたいと思います。それが、われわれの本業を通じて、お客様にとっても社会にとっても貢献できる方法のひとつだと思っています。

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