スタッフインタビュー

株主様価値の創造

株主様は当社への出資者であり会社の所有者です。実際の経営と企業活動は取締役と従業員に委ねられています。企業利益の拡大に向け、私たちは責任をもって会社の経営と企業活動に従事し、かつ会社の現状を適時・適切に株主様にお伝えしていきます。

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直接お会いできる方にはおもてなしのIRを、お会いできない方には充実した情報をお届けします。

IR室 室長
丹 智司

当社のIR(Investor Relations)の使命は、経営理念である「社会との約束」の一つである株主様価値を創造することです。IR室では、当社に関わるすべての株主・投資家の皆様の価値向上を目指し、真摯に業務に取り組んでいます。

ユナイテッドアローズのIR活動の特徴は?

当社は小売業なので、個人の株主様はもちろんのこと、機関投資家・アナリストなど、すべての方々に対しておもてなしをするような気持ちで、株主様=お客様として接しています。株式上場以来、トップ自らが真摯にかつ積極的にIR活動を行っていることも特筆点として挙げられます。

業績が低迷した時期もありましたが、回復や再成長を経て、会社としてより企業価値を向上することを目指し、経営を推進しています。一例としては、中長期の経営目標として売上高や経常利益に加え、ROE20%以上という高い目標を掲げることで、資本効率の向上を目指しています。機関投資家・アナリストの皆様と直接的な接点を持つIR活動としては、年4回の決算説明会のすべてに社長が登壇し、経営方針や重点施策の進捗状況を説明するほか、決算説明会後のスモールミーティングでも社長自らが投資家の皆様に戦略や施策を説明しています。さらに事業責任者によるスモールミーティングやマーケティング部門によるファッショントレンドを解説したミーティングを行うなど、IR部門のみでなく全社でIR活動を推進しています。

機関投資家・アナリストへの個別訪問や対応は年間のべ300回以上に上ります。面談を通じていただいたご意見や改善に向けたご助言は速やかに経営へフィードバックすることで、経営活動や営業活動に活かしています。直接的な接点を持つことが難しい方々にむけた間接的なIR活動としては、IRサイト、アニュアルレポート、株主通信等をより一層充実しているほか、説明会資料や動画、決算データ集、説明会質疑応答集などをきめ細かくアップデートすることで情報の充実を図っています。

現在のIRのテーマは?

「情報格差の是正」です。直接説明ができる方々は、機関投資家や電話やメールをいただく方などに限られています。ですから、個人投資家や外国人投資家なども含めて、できるだけ多くの方々に迅速かつ公平に情報をご提供できるように努めています。たとえば決算発表については、15時の開示後に報道機関向け説明会、当日夕方に機関投資家向け電話会議、翌日に機関投資家・アナリスト向けの説明会を実施していますが、各種説明会を開始する前の決算発表直後に説明会資料を原稿付きでアップしています。説明会に参加された投資家の皆様は「説明会前に予習ができてよい」と好評です。

また参加されない方々にも迅速に情報をご提供することができます。さらに説明会の動画や説明会でいただいたご質問の質疑応答集を説明会後2営業日程度でIRサイトにアップすることで、多くの方に迅速かつ公平に情報をご提供しています。月次売上概況については、数字だけでなく、好調アイテムの写真を掲載しているほか、開示当日に機関投資家やアナリストの皆様からいただいた質問をとりまとめ、速やかにIRサイトにアップしています。こちらも個人投資家・機関投資家の皆様から大変好評をいただいております。

また、実際の説明会にわざわざ足を運んでいただく方々には、文章だけでは説明しきれない立体感のある情報をご提示できるように、動画、写真、実際の商品や社内で使っている資料などを使って説明することで付加価値の向上を図っています。これらの施策により、「わかりやすい」「数字の根拠を丁寧に説明してもらえるので、業績予想が立てやすい」とありがたいお言葉をいただいています。

上場直後の2000年代初めに比べると、商品プラットフォームの構築・活用や業績の予実管理など、社内の仕組みがかなり整ってきており、売上総利益率の分析や今後の業績見通しなど、外部の方々にも納得感のあるご説明ができるようになってきていると感じています。2013年度にはIR優良企業 特別賞をいただきましたが、さらに気を引き締めて取り組んでまいります。

ファッション企業は上場しないほうがいいといわれることもありますが?

当社の経営陣は設立時から社会性を持ちたいと考えていました。会社はステークホルダーが増えれば増えるほど切磋琢磨され、洗練されていくと考えています。株主・機関投資家の皆様から厳しいご意見をいただくこともありますが、たくさんの会社を見てこられた方々なので、有益なアドバイスをいただくことのほうがずっと多くあります。

創業者の重松理をはじめ、歴代の経営トップは皆、株主・投資家の皆様とのディスカッションで得た貴重な情報を経営の意思決定に反映させてきました。経営理念である「社会との約束」で掲げている5つステークホルダー(お客様、従業員、取引先様、社会、株主様)はすべて欠かせない存在であり、5つの価値を高めて初めて会社が存続することができると考えています。

どのような株主様が多いのですか?

株主数としては圧倒的に個人投資家の方が多くいらっしゃいます。アンケートなどを通じて、個人の方は弊社のファンがとても多く、長期保有していただいている方も多いことがわかります。株主様価値の向上とお客様価値の向上がかなり連動しているなという思いもあります。「ブランドやストアロイヤリティを維持しながら、じっくり急がず経営してください」などの本当にありがたいお言葉をいただくことも多々あります。

機関投資家の方々も、弊社の株式を売買しながら、たとえ非保有期間でもずっとリレーションを持っていただいていると感じています。気に留めていただいている、見ていただいている方が多いというのはとても嬉しいことです。応援いただいている株主・投資家の皆様に報いるため、配当性向も2014年度には25%から30%に上げさせていただきました。今後についても、直接・間接双方のIR活動をより充実させることで、株主・投資家の皆様と良好なリレーションを構築していきたいと考えています。

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