スタッフインタビュー

取引先様価値の創造

取引先様は、私たちにとって欠かすことのできないパートナーです。「売っていただく」「買っていただく」「ご協力いただく」という感謝の精神を忘れることなく、取引先様と志を一つにして、ともに伸びていくという姿勢を貫いていきます。

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ブランドが100年続くことを考えた時、必要なのはアティチュード、姿勢だと思います。

UA本部 メンズ商品部
UNITED ARROWS バイヤー UNITED ARROWS & SONS ディレクター
小木 基史

仕入先であるブランドの背景には、生地屋様や縫製工場様がいて、多くの人たちが携わった商品を、当社は買付けて、お客様にご紹介しています。そのためバイヤーは、取引先様から買っているというより、買わせていただいているという姿勢で臨んでいます。

バイヤーとしての業務内容について教えてください。

「ユナイテッドアローズ」のメンズのバイヤーとして、世界各国のファッションコレクションや同時開催される展示会に行き、良いブランドを探してくるのが一番の仕事です。毎年1月、6月を皮切りに、最初はイタリア・フィレンツェで開催される「ピッティ」というメンズの大きな展示会に行き、その後、ミラノ、パリ、ニューヨーク、最後に日本の展示会でブランドを探しています。また展示会のブースに出てこないブランドについては、雑誌の掲載や人脈を通じ、直接アポイントを入れて訪問しています。年間の3分の1位は海外に行っています。

また買付けた商品がどう素敵なのかを、お客様に知っていただくことも大切です。PR担当者を通じて、カタログでの紹介や、雑誌での掲載はもちろん、最近はブログやSNSを通して自らお客様に向けて発信もしています。

主な取引先様はどこになるのでしょうか。

バイヤーにとっての主な取引先様は、国内外、大小さまざまな規模のデザイナーズ、ファクトリーブランドや職人さんたちになります。例えばイタリアでは、ビッグメゾンのジャケットを従来から作っている工場があり、それらの工場でも、自分たちでファクトリーブランドを作っています。日本では小規模のブランドや職人さんたちとのお付き合いもあります。

取引先様に対する姿勢について聞かせて下さい。

良いブランドがなければ、私たちは、お客様に商品を提供することができませんし、お店も成り立ちません。仕入先であるブランドの背景には、生地屋様や縫製工場様がいて、多くの人たちが携わった商品を、当社は買付けて、お客様にご紹介しています。そのためバイヤーは、取引先様から買っているというより、買わせて頂いているという姿勢で臨んでいます。

買付けの場面では、「この財布はとても素敵だけれども、ジップをもう少し光ったものに変えるとお客様にさらに喜んでいただける」とデザイナーさんにお伝えすることもあります。しかし皆さんプライドをもってモノづくりをしていらっしゃいますので「変える必要はない」と当初は聞き入れてくださらない場合もありますが、コミュニケーションをどんどん取っていくうちに、「やってみようか」となる時もあります。最終的には、人と人とのコミュニケーションです。

バイヤーとしての、仕事の醍醐味について教えて下さい。

バイヤーの先輩たちからは、「良いデザイナーさんがいたら、最初は少ない金額でもよいから取引をしておいた方がよい」と言われることがあります。ブランドの規模が小さい時には、展示会でもデザイナーさん自身がいらして、コンセプトを説明している場合が多くあります。しかしブランドの規模が大きくなってくると、デザイナーさんご本人ではなく、営業担当の方を通じて、ブランドのコンセプトをお聞きするケースが多くなります。例えば、これはどのブランドにいたデザイナーさんが立ち上げた新ブランドだ、という情報は誰にでもわかります。しかしそのデザイナーさんが朝食にはスクランブルエッグしか食べないから、こういう色が多いとか、デザイナーさんが考えていることは直接コミュニケーションを取らないとなかなか知りえないことです。そういったことを販売スタッフを通じてお客様にも伝えていくこともバイヤーの役目の一つ、醍醐味だと思っています。そして、私たちセレクトショップとしての醍醐味は、さまざまなブランドの良さや世界観を店頭でミックスさせ、新しい価値観として世の中に伝えていくことです。難しいことですが、お客様にずっと買っていただける、つまり取引が長く続くブランドを、たくさん見つけていきたいと思います。

今後も取引先様との関係において大切にして行きたいことは何ですか。

お店やブランドのレベルには、3つの段階があると言われています。1つ目はモノのクオリティ。その次がブランド力。それから3つ目がアティテュード。心構え・姿勢ですね。老舗ブランドは、50年前に買った商品でも修理をしてくれ、上質なモノをずっと使い続けることの良さを表現しているわけです。ブランドが100年続くことを考えた時、必要なのは、そういう姿勢だと思います。結局は、普段やっていることの積み重ねなのだと考えています。旅行をして、同じ場所にこの先何度も訪れると思ったら失礼なことはできません。一人ひとりが今から、100年続けるのだという気持ちをもてば、お客様とも親子代々100年の関係が続くということになります。取引先様との関係においても同じことだと思います。

取引先様価値の創造